こだわり

建築のこだわり


人の真似はしない

独創的なものを考えたいということで、歳月の中で考えながら 作り上げたのが、このCasa di En 宴なのです。日本では、欧米を模倣するような建物が多いんですね。それが私は、ちょっと疑問を感じていました。というのは、日本は日本の歴史の中で色々な生活様式の中から成り立った建物があるわけです。

外国の方がいらっしゃる時に、自分たちの生活環境と同じものでおもてなしをしても喜ばれないであろうと。そうであれば、やはり日本に来て、例えば、茅葺きの屋根の建物だとか、京都の建物だとか。何百万年も歴史のある建物の方が良いと。私がお願いした建築家とも、そのことについて話していて、非常に意気投合したのです。

やっぱりそのいいものを、スクラップ&ビルドで、どんどん新しくしていくのそれはそれで、いいのですが、でも、やはり建てたらそれが年月の中で、一つの歴史として残る。そういうもの私の理想だったのです。

日本の木材建築と言えば、お寺や神社。みんなヒノキを使う。だから私もヒノキを使ったのです。宮大工に施工してもらう造形的日本建築を考えました。おかげさまで2019年の運動デザイン賞 をいただけました。

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